不正会計問題を受けて再発防止に取り組んでいる、大手電機メーカー、東芝は11日、子会社で、顧客からの注文書などを偽造して、5億円余りの売り上げを過大に計上する不正が行われていたと発表しました。
– NHK 2016/11/11
これは昨日場中に出たNHKの報道。東芝EIコントロールシステムが平成15年以降、営業担当者が顧客からの注文書などを偽造し、売り上げを過大に計上していた。
軽く見ても10年以上行っていた事になり、またこれらが10年以上判明しないという事もまた問題。東芝の信頼が既に無いに等しいのに子会社まで、という印象を持つ方も多いだろう。
そんな矢先の決算開示。
東芝に想定外の追い風が吹いている。経営の柱であるスマートフォン(スマホ)向け半導体メモリーの価格が高騰し、11日に発表した2016年4~9月期の連結業績は大幅に上振れした。ただ会計不祥事を契機にしたリストラで半導体頼みの側面が強まり、逆に経営が市況に左右されやすくなったのも事実。今のうちにほかの事業も収益力を一段と磨く必要がある。
– 日本経済新聞 2016/11/11
こちらは昨日夕方の日本経済新聞から。粉飾じゃないことを祈る。